弁理士資格~取得してからが始まり物語

弁理士の仕事についてあれこれ語ります。

弁理士資格を取ってから転職活動をして思ったこと。

 

 こんにちは!

 今日は、私の2回目の転職活動のときのお話をしたいと思います。結論からいいますと、「どこで誰がお客様になるかは分からないね!」という話です。ご興味のある方は、読んで頂けると嬉しいです!

 

◎目次

 

1.転職エージェントに登録し、就職活動

 2度目の転職活動では、企業への就職を念頭に置いていたので、転職エージェントに登録して仕事を紹介して頂きました。時期がよかったのか今でもそうなのかは分かりませんが、非常にたくさんの会社をご紹介頂きました。

 2度目の転職ということで、就職活動に少なからず不安を抱えていたので、びっくりしました。ちなみに、このときはリクルートエージェントを使いました。

2.でもやっぱり、特許事務所にも面接に行ってみた

 就職活動は、思ったよりも順調に進みました。いくつかの会社から最終面談のご案内を頂き、大変うれしく思っていましたが、ふと、特許事務所も受けてみたいという気持ちになりました。

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 というのも、弁理士資格を取ってから就活をするのは初めて。前々から素敵だな~とか、噂に聞いた大手事務所など、私には敷居が高そうな(に見えたんです!)事務所に面接に行ってみたい、今なら書類選考で落ちることはないかも、とずーずーしくも考えたわけです。若かったな・・(笑)

3.特許事務所での面接

 あこがれの事務所。オフィスもきれい。なんだか、運ばれてきたコーヒーカップまで高そうに見える(笑)そんななか、面接を進むにつれ、なんだかとっても居心地が・・・。

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 というのも、私の受け取り方もあったのでしょうが、非常にそこの弁理士さんの質が高い、クオリティの高い話が多くて、仕事について行けそうにない気分になってきたからです。

4.就職が決まって働いてみたら!

 最終的に、とある企業の法務部門で知財をメインに担当することになりました。そして、びっくり、商標の依頼先事務所に、私が受けた事務所があるではありませんか!まあ、知財業界は狭いですからね(笑)

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 そこの企業では、商標の依頼先事務所として、3~4つを偏らないように使い分けていました。とはいえ、案件よって、これはA事務所がいいとか、こっちはB事務所ね、と、内容によって使い分けることが多かったです。

 例えば商標、事務所によって事前調査の報告書はずいぶん違うものです。詳細なものもあれば、ざっくりもある。企業側にしてみると、どちらがいい、というわけではなく、案件によって欲しい報告書は異なる気がします。

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 そこまで細かくなくていいから、早く欲しい、とか、そんなに重要案件じゃない(出願までは検討してない)から詳細な報告書はまではいらない、とかもあるんですよね。

 で、例の事務所なんですが、常にハイクオリティで精度の高い報告書なのです。ですので、重要な案件などは、そこにしよう、と思うのですけど、ふつーの案件を頼むのは、ちょっと敷居が高いな、とか思っちゃうんですね。つい面接のときの緊張感も手伝ったりなんかして。

 だからではありませんが、私が選ぶときは、つい、そこの事務所を避けがちになったりして。。

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 ま、こちらの勝手な好みなので、事務所は自身のポリシーでいいのだと思います。事務所のポリシー(カラー?)に合ったお客様が付いてくるんだな、としみじみ思ったものです。 

 ちなみに、私の上司はそこの事務所が好きで、そこを選ぶことが多い気がしました。彼のカラーに合っていたのだと思います。

5.最後に

 本当は、面接のときは感じの悪かった事務所の所長さんが、企業の担当者として会いに行ったとき、すごく感じがよくて、えっっ!!て思った、という、ちょっと意地悪なお話を書こうと思ったのです(笑)

 ですが、そんなよくありそうな話、つまらないだろうなーと、今回の話の展開になってしまいました。逆につまらなくなってたら、ごめんなさい。

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 「どこで誰がお客様になるかわからないんだよ。だからいつも品よくいなさい」と新卒のときの事務所の所長に言われたことがあります。

 当時は、よく分からなかったこの言葉ですが、実際に体験してみてなるほどな~なんて思った20代も後半の頃(←古い(笑))のお話でした。

 

 ということで、「今日の応募者が明日のお客様になった」お話でした。

 それではまた!

 

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