弁理士試験~口述試験中に鳴るチャイムで感じる焦り。
こんにちは。
平成29年度の弁理士試験論文式筆記試験(必須科目)問題及び解答が公表になりましたね。国際出願や条約に関することが多くて時代を感じますね~。
平成29年度弁理士試験論文式筆記試験(必須科目)問題及び論点 | 経済産業省 特許庁
論文がもう終わった後、問題や論点を見返すことは苦痛かもしれませんが、一度復習した方がいいと思いますよ。論文に出たからといって、口述に出ないとは限りませんからね。
さて、今日は、昨日に引き続き口述のお話を。私が実際に受けて感じた口述試験のいろいろを、ものすごく主観的にお伝えしたいと思います。疲れた頭の休憩がてら、お読み頂ければ幸いです。
◎目次
1. 分かっちゃいたけど、チャイムの恐怖
ご存知かと思いますが、弁理士試験の口述ではチャイムで時間経過をお知らせします。聞くところによると、2回目で終了とか。早く終われよ的に3回目を聞いたこともある人もいるとかいないとか。
私も分かってはいたのですけれど、あのチャイムの音が聞こえたときに感じる焦り感!まだ、終わってないよーー!と、心はドキドキ、頭はクラクラです。
1回目や2回目が鳴っても、まだ大丈夫、まだ大丈夫と落ち着きましょう!
役に立つかは分からないけど、友人や家族に適当な時間でタイマーを鳴らしてもらいながら口述に答える練習とかしてみても良かったかも、と思いました。。
2. 答えてる途中に、質問をはさまれ、頭はパニック
口述試験は、特許法から始まりますよね。私は、偶然にも最初の質問が、前日に見たレジュメの内容だったので、やった!と思い、レジュメの内容をつらつらと話し出してたら・・。
「いやいや、ちょっとまって。質問は、〇〇だよ?」と、話の間に質問を挟まれました。
後から考えると、試験委員の助け船。有難いことなのです。しかし、できてると思った回答に質問を挟まれたことで、ちょっとパニック。あわあわして、相手の質問の意味が一瞬分からなくなりました。
氣を取り直すため、あえて「条文をみてよろしいでしょうか?」と聞き、気持ちを落ち着かせました。
「条文みなくても分るでしょ?」的なことを言われましたが、もう一人の試験委員の方が、「まぁいいじゃない」と、見させてくれたので、この時間に落ち着くことができました。ちなみに、見せてくれない試験官もいるらしいですよ・・。
お勧めはしない方法ですが、最終手段にこんな方法もあるよ、くらいで頭の片隅にどうぞ。
3. 本当ですか?
口述試験は条文と青本が大切と聞きました。条文を正確に答えることが大切と。確かに、そうだなと感じたのが、「本当ですか?」の質問。
私もこの質問を受けました。今思い返しても、この質問は、条文を正確に答えられていない場合に聞かれたのではないかと思います。ただ、何度も聞かれるときは、回答が二転三転コロコロ変わらないか聞いているという話もありますが・・・。
また、試験官は特定のキーワードを言わせたいために、その質問をするとも聞いたことがあります。ただ、そんなのこちらには分かりませんよね。。
ですので、条文や青本にそって、正確に答えることが大切だと思います。
個人的にちょっと面白いと思ったブログを発見しました。休憩がてらどうぞ。
4. 意匠のころには精根尽き果てる
特許、商標と、口述試験という名の戦い(?)が進み、意匠に行きつく頃には頭はクラクラ精神力も尽き果てています。だから、どうすれば、という話は特にないのですが、きっ皆も同じだと思うのです。
なんとなくですが、意匠が厳しかった、という話を聞くのは、みな疲れて条文を正確に答える気力がなくなっているのではないでしょうか。
みんな、疲れた中で解答しています。大丈夫大丈夫、と自分を安心させましょう。
5. 帰り道の記憶はない
こちらも、だから、どうだ、、というわけではないのですが、本当に帰りは疲れ果ててます。意味不明の脱力感。この日ばかりは、試験のことは忘れてゆっくり休んで下さいね。
口述試験は落とすための試験ではない、と聞いたことがあります。試験委員の人も、チャイムが鳴る前に、なんとか答えてほしいと思っているはず。試験委員の促しや聞き返し、という助け舟に乗り、口述試験を乗り切りましょう!
論文試験の方、お疲れさまでした!選択のかた、暑いですのでお身体大切に!