弁理士資格~取得してからが始まり物語

弁理士の仕事についてあれこれ語ります。

弁理士試験に合格するためには、毎日どれくらい勉強したらいいの?

 

こんにちは!

今日は、前回からの続きです。

hkoffice116.hatenablog.com

 

◎目次

(1)合格体験記を読む

  ・なぜ重要か

  ・合格体験記の読み方、使い方

(2)勉強時間を決める

(3)合格点を取れればいいんだよ、ってこと。

・模試の順番は、上位を狙うけど結果は気にしない

・みんなが間違える問題への取り組み方

 

前回、(1)をお話ししたので今日は(2)から。

 

(2)勉強時間を決める

勉強時間、どれくらい必要なのか、

ネットや予備校などで色々と情報が出回っているかと思います。

私が調べた所によると、3000時間以上とか。

まあ、ネットの情報なので、どこまで本当かは分かりません。

 

私の個人的な見解は、1日の勉強時間が最低5時間以上あれば

必要な勉強量をこなせるんじゃなないか、と思っています。

 

ただしこれは、

弁理士試験の全体像を理解していて、

・本試験まで1年程度あり、

・独学じゃなくて予備校に通う、

という前提があります。

 

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すでに勉強を始めていたり、受験経験がある方なら、

試験の全体像をつかむ時間はもう不要だと思います。

 

しかし、これから勉強をしようとする方は、

この全体像をつかむのにある程度の時間を必要とすると思います。

その時間は、1日5時間以上の中には含まれません。

 

また、勉強期間として1年、既に全体像をつかんでいる方なら

最低10か月は必要かと思います。

 

私の場合は、3回目で合格しましたが、初めの2回目までは、

短答で10問すら正解できないという状態。ほぼ勉強してませんでした。

 

それで、最後の年、これで受からなかったらやめようと決意し、

本試験の前年10月から予備校のレジュメをフル活用して合格しました。

 

やはり、効率よく勉強したり情報を仕入れるのには、

予備校を利用した方がいいと思います。

 

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 では、1日5時間勉強しよう!!と思っても、

働いているとそんな時間はなかなか・・と思う人も多いのではないでしょうか?

 

そんな方向けに、私の受験当時の勉強スケジュールを公開したいと思います。

ぜひ、こちらを参考にして自分自身にあった

スケジュールにカスタマイズしてくださいね。

 

 

≪1日5時間タイムスケジュール≫

さて、1日5時間と書きましたが、実際には、

1日に5時間も勉強する日はほとんどありませんでした。

 

はっ??ですよねw

 

というのも、1週間に勉強しなければいけない時間を算出して、

それを1週間でこなせればいいや、という工夫をしたのです。

 

具体的に説明します。

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≪タイムスケジュール≫

1日5時間×7日間(1週間)=35時間

35時間を曜日ごとに割り振る。

 

月~金:1日4時間 (朝2時間、昼30分、夜1時間30分など)

土  :5時間   (朝10時~夕方4時までの間で調整)

日  :10時間  (1日をフル活用)

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こんな感じのスケジュールを毎週組みました。

毎週、組むのは、その週の予定によって、

勉強時間を変更する場合があるからです。

 

例えば、水曜日はどうしても外せない会食が入ってしまった。

朝2時間しか勉強できないから、その分を15分ずつ、

他の曜日に振替て勉強しよう、などです。

 

受験勉強中、基本は勉強優先なのですが、働いていると、

どうしても、というときがあります。そのときは、

週間でタイムスケジュールを組むと勉強量を柔軟に対応できます。

 

そして、このタイムスケジュール、一つお勧めのポイントがあります。

それは、絶対に勉強してはいけない時間を作ること、です。

 

私の場合は、土曜日の午後4時以降は勉強してはいけない、としていました。

そうすると、気になるんですよね。

あの問題はどうだったかな、あの条文の意味は・・・、なんてw

 

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でも、決して見ません。メモを取っておくくらいはいいですが、

次の日まで調べません。気になってしょうがない。

 

そうすると、不思議なことに、次の日の10時間の勉強も苦にならないんですよね。

強制的にでも休息をとったことで、リフレッシュして

翌日からの勉強が進んだように思います。

 

受験中は、どうしても勉強のことが頭から離れません。

強制的に休む時間を作ることも、勉強を長く続けていく上でのコツです。

 

ぜひ、ご自分に合ったタイムスケジュールを組んでみて下さいね!

 

 

 

ちなみに、私が3年目に合格へのスイッチが入ったきっかけをお伝えします。

当時、予備校の人気講師の方が、このようなことをおっしゃったんですね。

 

弁理士試験に合格しないと言ってる人の多くは、勉強量が圧倒的に足らない。」と。

 

この言葉を聞いて、私のことだと衝撃を受けました。

いつか受かるだろう~と悠長に構えて勉強量が足らなかったんですね。

 

そして、多くの人が勉強量が足らないということは、勉強量が追い付けば、

合格へ近づくのではないか、とも思ったのです。

 

もちろん、勉強量が多ければ絶対に受かるというわけではありません。

その辺は、予備校を利用して優良な情報を取り入れることが必要だと思います。

 

弁理士試験は難関とはいえ、働きながらでも十分に合格できる試験だと思います。

ぜひ、自分に合った勉強方法を見つけてみて下さいね!

 

 

 次回は、「(3)合格点を取れればいいんだよ、ってこと。」を

お伝えしたいと思います。 それではまた!