弁理士試験に合格するためには高得点をとる必要はない?
前回に引き続き、今日も弁理士試験の勉強方法についてお話したいと思います。
◎目次
・なぜ重要か
・合格体験記の読み方、使い方
(3)合格点を取れればいいんだよ、ってこと。
・模試の順番は、上位を狙うけど結果は気にしない
・みんなが間違える問題への取り組み方
前回、前々回で(1)(2)をお話ししたので、
今日は最後の(3)についてお話しします。
(3)合格点を取れればいいんだよ、ってこと。
よく聞く話ではあると思いますが、資格試験では、高得点を取る必要はなくて、
合格点を取れればいいんです。合格すれば皆、同じ弁理士です。
合格してからどうするか、が大切なんだと思います。
そこの意味を理解していないと、受験勉強を完璧にすることにとらわれて、
本来の合格する勉強方法から道をそれてしまいます。
よく陥りがちな勉強方法について例を挙げてみたいと思います。
・模試の順番は、上位を狙うけど結果は気にしない
この心構が大切です。上位を狙うように勉強はするのですが、
結果が、たとえ下から10番目くらいであっても気にしないことです。
気になりますがね・・・。
ちなみに私は、800人くらい受ける模試で750番目くらいでしたが、
合格しましたよ。
模試は、試験独特の雰囲気やペースを体感することと、
どこが分からなかったのか、できていなかったのかを確かめる場所です。
模試で1番になったからといって、試験に合格しなければ意味がありません。
模試の利用の仕方をしっかり再認識しましょう。
・みんなが間違える問題への取り組み方
勉強が好きだったり、調べることが好きな方は要注意な項目です。
例えば、短答で正解率が低い問題(解釈が分かれる問題)について、
なぜそうなのか調べて、自分なりの解を見つけたくなる気持ちはよく分かります。
そもそも、弁理士試験を受ける方にはそのような人が多いのではないでしょうか。
でも、皆が間違える問題は、間違えてもそこまでは合格点に影響がないと思います。
それよりも、皆が正解してくる問題を落とす方が致命的です。
皆が間違える問題は、この問題は解釈が分かれるらしい、ということを認識して
ある程度で見切りをつけることが大切だと思います。
高得点を狙う勉強方法ではなく合格する勉強方法を目指しましょう!
以上、3回に渡って、勉強方法をお伝えしてきました。
次回は、論文の書き方についてお話したいと思います。