弁理士の仕事のこれからを考える
※2017/7/16日の記事に「3」を追記して再アップです。
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こんにちは。
突然ですが、
「弁理士の仕事って何?」
と聞かれたら最初に何が浮かびますか?
私は、特許明細書です。大方の人の頭にこれが浮かんだのではないでしょうか。
私は、自宅開業を考えたこの1年くらいの間に、企業の法務部門の方や将来独立を考えている弁理士さんとお会いしてお話を聞きました。そして、明細書の作成以外に、こんな仕事があったらどうだろう、と思った仕事を今日はご紹介したいと思います。
◎目次
1.商標や特許の企業向けの講師
専門的な講座をして下さる講師の方はお見受けするのですが、
・そもそも商標とは?
・なぜ商標を取らなくちゃいけないの?
・企画実行前に、なぜ知財(法務)担当に相談しなければならないの?
と言ったことを、企業の新入社員や事業部門向けにお話しして下さる講師や講座がないように思いました。
大手企業では、こういった研修を社内でされているかもしれませんが、そこまで大手ではない、特に急成長中のIT企業などでは、知財(法務)部門の方が、商標の理解が得られなくて頭を痛めているように思いました。
需要がどの程度かはまだ分かりませんが、探ってみるのは面白い分野だと思います。
2.独立支援
弁理士として独立開業を考えている方も多くいらっしゃると思います。しかし、最初のうちは自分だけで始めるため、事務作業に手を焼く、なんてことも。
事務所や企業にいた頃は、お見積や請求書、お客様へのレターなど、事務の方がほぼ担当してくれていたのではないでしょうか。
また、ずっと明細書を担当していた方は、商標を依頼されたときに、自分で出来はするものの、調査やレターの書き方、出願書類の作成などに少し手間取るかと思います。
そんなときに、事務作業をまるっとお願いできる弁理士さん向け独立支援のサービスがあったら助かるのじゃないかな、と思います。
3.弁理士向け転職サービス
先日、弁理士の転職についてこんな記事を書きました。
そのとき、思ったのですが、特許事務所を紹介してくれるサービスってないですね。もちろん、転職サイトなどに出ている事務所もあるのですが、ごく一部だと思いますもっと、特許事務所に特化した転職支援サービスがあったらどうだろう、と考えました。
特許事務所に限定せず、弁理士や知財業界に就職したい方向けに、知財業界向け転職サービスがあってもがよさそうですね。ただ、そもそも人の少ない業界ですので、ビジネスとしてやっていけるのか?という点では、キャッシュポイントを色々と考える必要があるとは思います。
4.その他
もちろん、今でもあると思いますが、お互い仕事をしていて分からないことを情報共有できるWEB上のクループがあったりするといいな、と思います。
特に、独立して仕事をしていると、分からないことがたくさん出てくるだろうと思います。また、この分野は自分の専門外だからお願いしたい場合とか。
多分、皆さん、知り合いに聞いたりするのでしょうが、WEB上で情報交換を気軽にできる会員制のコミュニティなんかがあるといいな、と思いました。
5.最後に
私が独立開業を考えた際、最初に思ったのは、困ったときにどうしよう、でした。弁理士の知り合いはいるので、分からないことは聞けばいいと思いますが、それでも仕事を一人で回していけるのだろうか、と。
ですので、サポートの仕事やコミュニティがあったらいいなと思ったのでした。ま、仕事を取ってから心配しなさい、と今は思います(笑)
そして、実は、これ、私がやってみたい仕事ばかりです(笑)ご興味があるかたはご遠慮なく連絡下さい!
それでは、また!