弁理士の短答試験の勉強方法について考えてみた。
こんにちは。
今年度の弁理士の短答試験はすでに終わり、今さら感がありますが、
短答試験の勉強方法について、お話ししたいと思います。
◎目次
(1)最初から短答試験の過去問を解いた方がいいと思った。
(2)短答試験の勉強をしても短答試験の点数は伸びない。
(1)最初から短答試験の過去問を解いた方がいいと思った。
突然ですが、弁理士試験を受けるぞ、と決めて、何から勉強しますか?
条文やレジュメを読んだり、暗記したりしなくては、と、
そればかりに集中して、いませんか?実は、私がそうでした。
でも、それではまったく勉強も進まないし、点数も伸びませんでした。
※10点も取れなくて、鉛筆、転がした方がいいと思いました・・。
でも、先日書いたこの記事でご紹介した、合格体験記を読み込んだところ、
合格した人たちは、さっさと過去問に着手していたのですよね。
何もまだ分からないのに、過去問なんかを解くの?
と、思った方、ちょっとまって!!
もちろん、最初から自力で解くなんて時間がかかりすぎます。
最初は答えも条文も見ていいのです。
短答試験では、どんな問題がでるのか、どんなことを勉強したらいいのかを、
知るために、過去問を利用するのです。
初めは、答えを見ながらでも過去問を解くのに相当の時間がかかると思います。
それでも、自力で解くより短答試験の理解も上がるし、条文の理解も進むと思います。
(2)短答試験の勉強をしても短答試験の点数は伸びない。
短答試験の過去問は何回か解いてみましょうといいますよね。
私も3~5回は解きましょうと聞きました。
だけど、2回目を解き終わったときに、理解の限界を感じたのですよね。
それで、同じ特許事務所の弁理士の方に相談したら、
短答試験の点数を上げたかったら、論文試験の勉強もしたほうがいい、といわれました。
当時は、短答の過去問がある程度解けるようになってから、
論文の勉強をするもの、と思っていました。
しかし、論文の勉強をすることで、条文の理解が深まり、結果として短答の点数を
伸ばすことにつながりました。
あれもこれもと、手を伸ばすと焦るばかりとなりますが、
ある程度、短答の勉強が進んだら、
初心者向けの論文の勉強を並行して進めることも手だと思います。
以上、弁理士の短答試験の勉強方法でした。
やはり、合格体験記や先輩弁理士の声は大変役立つと感じています。
ぜひ、参考になさってみて下さいね。