弁理士試験の論文の書き方について考察してみた。
こんにちは。
今日は、弁理士試験の論文の書き方についてお話します。
ちなみに、私の考える論文の書き方というものは、
テクニック的なことや法律的なことではなく、
読む人が読みやすいように書いてますか?ということに重きを置いています。
なので、その内容でもよろしかったらお読みくださいね。
◎目次
(1)論文試験がいつ行われるか知ってる?
(2)明細書のような論文は読みにくい。
(3)究極の読みやすさを狙うなら、箇条書き。
(1)弁理士の論文試験がいつ行われるか知ってる?
突然、何を言うかと思いますか?
でも、本当に皆さん知ってるのかなと思うときがあるのです。
弁理士の論文試験て7月ですよね。
つまり、皆さんの書いた論文を採点する人は夏の暑いときに採点するんです。
真夏のあつ~いときに、
めちゃくちゃ読みにくい文章がそこに横たわっていたらどうでしょうか?
もちろん、人としても試験官としても立派な方、
素晴らしい方が採点なさっているとは思いますが、やはり人は人。
夏の暑いときに、意味不明な文章を延々、読めといわれたらしんどいと思うのです。
じゃあ、どうするのか。ということで、(2)です。
(2)明細書のような論文は読みにくい。
ようするに、読みやすい、分かりやすい文章を書きましょうよ、ということです。
例えば、特許明細書ってめちゃくちゃ読みにくくないですか?
あの文章が平坦容易な文章であると思えるのなら、それは才能だと思います。
ぜひ、弁理士になってください。
ただ、弁理士の論文試験であの文章を書くのはちょっと考えものです。
人が読み易い文章とはどんなものか、
少し考えてみるのも論文試験を通るために大切な
ことだと思います。
※もちろん、読み易い明細書があることは重々承知してますが、ここではご了承ください。
(3)究極の読みやすさを狙うなら、箇条書き。
もちろん、箇条書きで書けってことではないですよ。
ただ、箇条書きって読み易いですよね。
読み易い一例として、箇条書きをモデルにするということです。
例えば、箇条書きに近づけるためには、接続詞に注意するという手もあります。
私が先輩に言われたのは、「が」はなるべく使わないということ。
「。」で切って、「しかし」とつなげ、一文を短くした方が読み易いからと。
そしてなるべく簡単で分かりやすい言葉を使うこと。
もちろん、法律用語を使った方が一語で説明できて分かりやすいなら、
その言葉を使った方がいいでしょう。
ただ、全体としては、なるべく平坦容易な方が、読み手が疲れないと思います。
以上、私の考える弁理士試験の論文の書き方でした。
紙の向こうには人がいる。
これを思い浮かべるだけでも、文章が変わってくると思います。