弁理士は仕事ない、食えないって聞くけどどうなんですか?
こんにちは。
今日は、タイトル通り、
最近よくきく「弁理士って食えるの?」
という話題を取り上げたいと思います。
◎目次
(1)仕事がない、食えないの定義とは?
(2)弁理士資格があるってだけでは、別に給料は上がらないと思うよ。
(3)自分が何をしたいのかを見極めたほうがいいよって話。
(1)仕事がない、食えないの定義とは?
さて、こちらの話題、前々から気になっていたのですが、
何をベースに弁理士はもう仕事がない、食えない、と言ってるのでしょう?
検索してみたらわかると思うのですが、特許事務所や企業の知財部等、
それなりの求人があります。
私は、知財関係の仕事で転職を2回していますが、
仕事探しで困ったことはありません。
なので、知財の仕事を探す、という意味で、
仕事がないっていうのはウソなんじゃない?って思います。
ただ、そこに高給を望んだり、絶対にこの分野のこの仕事がしたい!!
という要素が加われば、そりゃないかもね、とう感じです。
これは(2)で説明します。
例えばですが、同じ職業経験で、同じ人柄、同じ年齢性別の人がいて、
資格のある人とない人がいたら、
資格がある方のほうを選びたくなりませんか?
職業経験は実際働いてみないと分からないけれど、
資格って、その資格を取るだけの情報処理能力がありますって
証明だと思うんですよね。
資格ってその程度のものでしかないけど、そのちょっとしたことが、
就職・転職の際に有利に働くんじゃないかと思います。
ちなみに、私、現在専業主婦で子供2人、
基本家でしか仕事できないけど、正社員がいいなーと、
とある企業にエントリーしたら、それでも面談まで進むことができました。
書類審査で落ちないだけもすごく有難く感じました。
面談まで進むチャンスをもらえてとても嬉しかったです。
なので、私の回答はこちら。
仕事はあるし、普通に食べていけるけど、
あなたの望む仕事なのか、望むお給料をもらえるのかは分からないよってこと。
でも、これって、どの仕事についても同じじゃないかな。
(2)弁理士資格があるってだけでは、別に給料は上がらないと思うよ。
こちら、その通りで、別に資格があるから給料が上がるとかはないと思います。
もちろん、企業や事務所によっては手当が付くかもしれないけど、
そんなに多くないんじゃないかな。
弁理士でたくさん稼いでいる人は、やっぱりそれなりに
専門技術に長けていたり、営業力が合ったりと、
なにかしらの+αがある気がします。
あ~やっぱりそうなんだー、と思いましたか?
うん、そうなんですよ。
でもね、
・普通に就職できて、
・転職でも困らなくて、
・弁理士の知り合いができて色々な世界の話を聞けて、
これってすごいことじゃないですか。
仕事ない、食えない、って困ることが少ないんですよ。
まったくないわけじゃないですよ。でも、リスクが減る。
ちなみに、給料が高くないと言いましたが、
大手企業に入れば、その人たちと同じ程度の給料は入ってきます。
それもすごいことだと思います。
特に、結婚出産も考えなくてはいけない女性にとって、
弁理士という資格を持っているメリットは大きいと思います。
ということで、私の回答はこちら。
弁理士資格があるってだけで給料は上がらないけど、
それ以外のメリットも考えたほうがいいと思うよ。
(3)自分が何をしたいのかを見極めたほうがいいよって話。
これは、本当に大事。働いてみて、合わなかったなーってこともあるしね。
弁理士の仕事は、本当に専門職です。
技術や商標に面白味を感じられないと、ただただ苦痛になってしまうかもしれません。
自分が一つのことを極めるのがすきなのか、
広く色々と展開していきたいタイプなのか、
その辺の見極めは大事ですよ。
ただ、やってみて合わなかった、だからもう駄目だ、ということはありません。
私も、特許事務所で働いていたときは仕事が辛かったのですが、
企業の法務部門で、知財も法務も扱うようになって、
自分にはこれが向いていたんだ、と思いました。
特許事務所から企業への転職にも、資格が利用できましたし、
特許事務所での経験は、企業と事務所の橋渡し役としてとても役立ちました。
ということで、私の回答はこちら。
自分に向いた仕事の仕方を見極めて、
合わないと思ったら資格を利用する、という観点はとても大切!
本日のお話はここまでです。
次回は、特許事務所から企業への転職、
企業での活躍の仕方などについて、お話ししたいと思います。
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