弁理士試験の予備校の選び方について考えてみた
こんにちは。
1.弁理士とは?
1-1 就職、転職、独立
1-2 平均収入、給与
1-3 資格登録の費用
1-4 弁理士を名乗るか
1-5 弁理士のメリット
弁理士を取るメリットは、就職・転職の際に少し有利なことです。また、知的財産の仕事で、キャリヤチャンスが巡ってくる可能性が高いですし、仕事を進めていく上での説得力が増します。個人的に弁理士資格を取ってよかったと思う点は、弁理士資格を通じた人脈ができたことです。人脈というと大げさですが、普段、会社では出会わないような様々な方と知り合いになることができ、知見が広がりました。また、海外に留学したときも。この資格を持っていることで、現地の事務所の方と知り合い、その事務所を見学させてもらうなど、なかなか出来ない体験ができました。
上でも紹介しましたが過去ブログ→弁理士は仕事ない、食えないって聞くけどどうなんですか? - 弁理士資格~取得してからが始まり物語
2.弁理士試験の概要
2-1 難易度(合格率)
平成28年度の合格率は7.0%だそうです。
→平成28年度弁理士試験の結果について | 経済産業省 特許庁
10年ほど前に比べれば、幾分か合格率も上がりましたが、まだまだ難関資格の一つと言えそうです。
2-2 勉強時間
勉強時間については、一概には言えませんが、2500時間~3000時間程度は必要と言われています。参考までに過去記事です。
2-3 試験の概要
弁理士試験は年に1回おこなわれ、短答試験、論文試験、口述試験の3つの試験に合格する必要があります。また、弁理士を名乗るためには、上記で説明した登録費用を収める他に、実務修習を終了する必要もあります。
2-4 試験と仕事はちがう
3.予備校について
3-1 予備校に行った方がいいの?
弁理士試験は、社会人の受験生が多い傾向があります。そうすると、勉強時間に限りがありますし、改正法等の情報収集にそれほど時間をかけることができません。また、弁理士試験の情報自体、それほど出回っていないので、予備校を上手く利用することが最短合格への近道だと思います。
3-2 予備校の選び方
社会人や育児中など、勉強時間があまりとれない方は、WEBやDVD等でフォローがあるものを選び、上手く活用しましょう。ただ、WEB等のフォローがあると思うと、ついつい講座に行くのを休みがちになってしまうので、講座は絶対に休まない、という心構えは必要かと思います。
近くに講座がない場合は、通信を利用するのも一つの手です。こちらも、WEB等のフォローと同じですが、ついつい後回しになりがちですので、スケジュールを組んで勉強を進めていきましょう。
3-3 予備校の比較
各予備校の講座や費用の一例を挙げてみました。
例示の費用の他にも、短答・論文・口述試験の模試の費用、書籍代など、色々と費用がかかることは念頭に入れておいた方がよいでしょう。
講座 (通学) | 費用 | 場所 | 期間 | 実績 |
【LEC 】 2018年合格目標 1年合格ベーシック+アウトプット完成 【通学+Webフォロー】 |
514,360円 | 新宿/名古屋/京都 | 5月~翌年2月 | 3年通算 初回受験合格者の3人に2人がLEC出身 ※http://www.lec-jp.com/benrishi/reason/ |
【TAC】 8ヵ月本科生 |
300,000円 | 新宿/渋谷/ 八重洲/梅田 | 9月~翌年6月 | 不明 ※体験記はこちら http://www.tac-school.co.jp/kouza_benrishi/benrishi_jisseki.html |
【代々木塾】 弁理士試験対策 H30論文短答入門コース |
241,000円 | お茶の水 | 4月~翌年3月 | 不明 ※体験記はこちら http://www.yoyogijuku.jp/voice/ |
※2016/6/26日現在
※オプション等は考慮していません。
※上記は例示です。この他にも、たくさん講座がありました。
※割引価格の講座もありますので、随時費用は変更になると思います。
3-4 ゼミは入った方がいいの?
仲間がいたほうが頑張れる、情報収集に役立つという意味で、ゼミは有効かと思います。一方で、他の人の勉強の進み具合が気になったり、情報に惑わされやすくなったりする場合もあります。ご自身に合っているかで決めてもいいかと思います。
ちなみに、私自身は、ゼミに入るための試験で落ちました(笑)でも、試験には合格しましたので、入っても入らなくてもどちらでもいいのかな、と思っています。
4.資料請求や説明会
ご自身に合った予備校を見つけるためにも資料請求をしたり、説明会に参加して比較検討してみましょう。迷ったら無料のWEB受講や体験講座が用意されている予備校もあるので、受けてみるのもお勧めです。
※無料のWEB講義が体験ができるようです。
※無料のWEB講義が体験ができるようです。
弁理士専攻代々木塾【試験対策講座・ゼミの開講(通学・通信)】
※無料相談があるようです。
5.個人的な感想
私は、3回目の受験で合格しました。 予備校は代々木塾を選びましたが、初めの2年は、ほぼ勉強らしい勉強はしませんでした(反省)。あまりお勉強のできない私が 初めて学ぶには、代々木塾は少し難しかったように感じました。 3年目で合格した時は、代々木塾の論文の基礎コースを受けてみっちり勉強しました。 基礎でしたが、十分に活用できました。弁理士試験の全体像をつかんだ後だったので、論文の講座もすんなり理解できたと思います。
当時、LECは短答に定評があると聞いたので、 初学者である私は、短答をLECで勉強して論文を代々木塾で勉強してみたかったです。 ですが、実際は予備校を変えるのもちょっと手間ですよね。割引も効かなくなったりするし。悩みどころですね。
ぜひ、ご自分に合った勉強方法、予備校を見つけてくださいね!